
こんな悩みを解決します。
本記事の内容
・移住までに行うべき6つの手順を解説
・移住までの手続きを個人で行う方法
・失敗しないための移住準備の注意点
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、単身26歳でベトナムに移住し、現在ベトナム在住4年目です。ハノイ、ホーチミン、ダナン、ホイアンの4都市で生活経験ありで、ダナンでオーガニックコスメのお店を経営しています。
それでは早速、『ベトナム移住の完全ガイド2020ver.』ということで、ベトナム移住の方法の具体的な手順を6つに分けてお話ししていきます。
①パスポートの取得(持っている人は期限確認)とビザ申請
日本人の場合、①パスポートは入国時点で6ヵ月間以上の有効期間があると、15日間以内の滞在に限りビザは不要です。②2週間以上滞在する場合と、最後の旅行に行ってから1ヶ月経過しないうちにベトナムに行く場合も有料ビザの取得が必要です。
今回は移住なので、上記の②に当てはまるので日本国内でベトナムに滞在するための有料ビザを取得します。
1ヶ月観光ビザまたは、3ヶ月観光ビザを在ベトナム日本大使館で取得する。
ビザの種類 | 金額(税込) | 内容 |
観光ビザ1ヶ月シングル | 6,500円 | 1ヶ月のうち入国1度のみ |
観光ビザ1ヶ月マルチプル | 10,000円 | 1ヶ月のうち何回でも入国可能 |
観光ビザ3ヶ月シングル | 7,500円 | 3ヶ月のうち入国1度のみ |
観光ビザ3ヶ月マルチプル | 10,000円 | 3ヶ月のうち何度でも入国可能 |

ビザ申請は、ビザ取得の代行業者がかなり多く存在します。実際に上記の値段で簡単に取得できるのに、ウェブサイトで在ベトナム大使館の公式ページが全然検索上位にないので、混乱する人が多いです。実際に公式大使館のページでもこのように注意を呼びかけています▼
ビザ代金に申請料をプラスして2倍ぐらいで有料オンラインビザ申請サービスを広告するホームページが複数存在しているが、これらは、外務省公式ウェブサイトではない。外務所公式オンラインビザ申請ウェブサイトはhttp://visa.mofa.gov.vn/Homepage.aspxである(無料)。オンライン登録後、ベトナム大使館へご来館あるいは郵送で申請書をお届けください。
ビザ申請書:ベトナム外務省公式オンラインビザ申書http://visa.mofa.gov.vn/Homepage.aspxしかし、お客様自分でオンラインビザ申書に記入出来ない場合は、手書くビザ申請書は (visa form) でダウンロード可能 です。そして、手書くビザ申請書に基づいて私たちはオンラインビザ申請してあげます。
外務省の公式ページなのに、日本語が不自然で不審に感じますが上記が公式のページです。
上記の公式ページから、英語ができる方はオンライン申請、英語ができない方は、下の「手書くビザ申請書」というのをダウンロードしてください。東京か、大阪か、福岡に在ベトナム大使館がありますが、実際に行かなくても郵送でこの書類を記載して、
ビザ申請書類「手書くビザ申請書」よりダウンロード
パスポート
ビザ代金
返送用封筒
現金書留で郵送すればOK
通常だと4、5日でビザのシールが貼ったパスポートが返送されます。

ベトナムに滞在してビザ取得期間以上ベトナムに滞在したい場合は、日本に一度帰国しなくてもベトナム国内で延長するか、近隣のアジアに一度出国して取得する方法で延長できます。この辺りは、ビザの取得方法という記事をまた詳しく書きますね!
出発日の10日から2週間前には取得しましょう。
②海外移転届、住民票や国民年金等の手続き

住民票を抜くメリット
住民税を支払わなくてよくなる
住民税は1月1日現在に居住している市町村で課税されます。つまり、12月31日以前に住民票を抜いて海外に移住してしまえば、翌年の住民税の支払い義務がなくなります。1月1日に日本に住んでいたらアウトなので、移住の期間によって、金銭的に余裕のない方は検討してください。
国民年金は義務ではなくなるが、任意加入することもできる
会社員の方が退職すると厚生年金の加入がなくなるため、しばらく日本にいる場合は国民年金に切り替える必要があります。
一方、海外居住者は年金支払いの義務がないので、海外転職する人には年金をやめる選択もあります。住民票を抜いて、海外転出届を出せば、国民年金への加入が義務ではなくなります。
しかし、任意加入として支払い続けることはできます。年金をやめる一番のメリットは、年額196,080円(2018年度)の負担がなくなることですが、将来の年金支給額が減るのが嫌な方は、払い続けましょう。
住民票を抜くデメリット
社会保険・国民健康保険に加入できない
海外転出届を出し、住民票抜くと国民健康保険に加入できません。保険料は払わなくてすみますが、海外滞在中や、一時帰国したときの治療や通院の費用は全額自己負担になります。
民間の海外旅行保険や現地の医療保険の利用で自分の場合はまかなえるかどうかよく考えましょう。住民票を日本に残す場合、国民健康保険は必要な書類を集められれば海外でも使用できます。住民票を抜くかどうか迷ったら、帰国の頻度や病院にかかる予定があるかなども頭に入れておきましょう。
国外に転出する場合の住民票の手続き方法
住民票を抜く、つまり海外に転出する際の手順と、その注意点について説明します。
手続きの場所とタイミング
現在の住民票のある市区町村の窓口で、転出届を提出します。転出予定日の14日前から届け出が可能です。どうしても本人が出向けない場合は、委任状とともに代理人に頼むか、郵送による届け出を実施しているところもあります。
転出届に必要になる書類運転免許証、パスポートなどの本人確認書類を持って市役所に行き、書類を1枚書くだけでOKです。マイナンバーカードや住民基本台帳カード、印鑑登録証などをお持ちの方は返納する必要があります。
年金をやめる手続き
住民票転出の届出が完了すると、次に年金の窓口に案内されます。同日に手続きするなら、特に必要なものはありません。
年金を継続する手続き
住民票転出の届出の完了後、年金の窓口で行います。海外転出中の支払方法として、口座引き落としかクレジットカードのいずれかを選びます。「ねんきんお知らせ便」などの郵送先(実家や友人宅などどこでも可)も指定してください。
継続に必要なもの
念のための認印と、年金手帳もあればベストですが、なくても基礎年金番号が確認できれば手続きできます。
③運転免許証の期限をチェック
海外移住時に忘れがちなのが運転免許証の手続きです。免許証が失効してしまうと、帰国時に運転できないだけでなくIDとしても使えなくなり、運転試験センターでとり直す手間もかかります。
一番のおすすめは、出国前または一時帰国の際に、特例制度を利用して期限前に更新しておくことです。パスポートの出入国記録で海外在住を証明できれば、各地の試験センターで手続きができて、新しい免許証は即日交付されます。
ちなみに免許証と住民登録は紐付いていません。住民票を抜いても更新のお知らせハガキは発送されるので、実家などへ郵便の転送手続きもしておきましょう。

③お金の準備
ベトナムでは、ATMでの引き出しが1回の限度額が25,000円なので、何回も引き出すとその度に手数料がかかりすごくもったいないので、ビジネスビザを取得して自分の銀行口座を開設するまでは、現金またはクレジットカードがオススメです。
大きなスーパーではクレジットカードを使うことができますが、ローカルレストランや市場は現金しか使えないので、どんな生活をしたいかどうかで現金の金額を決めてくださいね。
また、ベトナムではアメックスとJCBは使えないところが多いので、VISAのカードがない方は1枚は持っておくと良いと思います。
④保険
保険に関しては、最初の観光ビザ3ヶ月はクレジットカードについている保険で問題はないです。3ヶ月の間に、次のビザの更新の際に現地でベトナムにある保険に入るのがオススメです。
私はリバティーに最近入りましたが、日系の保険も最近は多く進出しているので、最初の3ヶ月の時点では、持病や怪我などをお持ちの方以外は保険の心配をする必要はないと思います!
⑤滞在先を決める
移住した瞬間にアパート契約するのは大変なので、安めのホテルまたはカプセルホテルなどを予約しておくと便利です。その後1週間ぐらいで、マンスリー契約ができるアパートを探すのもコストを抑えたい方はオススメです。
⑥コミュニティーに入る
実際に海外に住むと以外と困るのは、細かく何が買いたいけどどこに売っているかわからないということだったり、緊急病院に行きたいと思っても自分では連絡できなかったりするので、現地の友人は(ベトナムの方でも長く日本人で住んでいる方でも)知り合いがいた方が安心だと思います。
