ベトナムで犬はいくら?
狂犬病にかかりそう
まだ食肉として食べらる文化がある?
動物病院はあるの?

この記事の内容
・ベトナムのペット事情
・ベトナムでペットを飼う時の注意点
・オススメのペット病院【4都市分】
この記事の信頼性
私もベトナムに来てから犬を飼ったり、保護したりして、かなりペット情報は詳しくなったので、今回はベトナムのペット情報をお伝えします。質問形式でまとめていきますね!
【ベトナム人のペット事情】
ベトナム人は犬やねこをペットとして飼いますか?
→はい、ここ数年で一気にペットとして飼うようになりました。日本人と同じように家族として飼う人もいれば、番犬として飼う人もいます。
犬やねこを食肉にする文化はまだありますか?
→25年前までは、鳥や豚と同じように食肉用として育てられていて地域も多かったそうですが、2018年ごろから動物愛護団体の活動により、犬肉を食べないように政府も呼びかけをしていて2021年には販売禁止をすると発表しています。
犬が盗まれるって本当ですか?
地域によりますが、転売や食肉目的であります。私の友人でも何人か盗まれたり、目の前で毒入りの団子を食べさせられて殺されたりしています。外で飼うのは絶対にお勧めしません。散歩もすごく気をつけています。(朝早くと暗くなる前に行く、狭い道にはいかない)
狂犬病にはかかりますか?
狂犬病の犬がいる可能性はゼロではないです。飼い犬でも野放しにされている場合があり、さらに6割の飼い犬が狂犬病の予防接種を行っていないので、長期滞在で不安な方は予防接種を打つのがオススメです。狂犬病にかかっている犬に噛まれた場合は、100%死んでしまいます。
ベトナムのペットショップ事情
犬や猫はどこで買いますか?いくらですか?
道端、ペットショップ、ネットサイトなどどこでも買えます。値段は犬種によりますが私は子犬をペットショップで1万円ほどで購入しました。必ず購入の段階でワクチンや病気にかかっていないか検査してから引き取りましょう。衛生管理ができておらず、パルボウィルスなどにかかっているまま販売されている場合もありますので、十分気をつけてください。
ペットフードは売っていますか?
はい、売っています。ペットショップの数も年々増えていますが、韓国産やタイからの輸入品が多いです。
ベトナムで手に入らないペット関連商品はありますか?
質を求めなければ何でも揃いますが、こだわりのペットフードや国産のものはなかなかまだ手に入らないので私は日本に帰国のたびに持ってきています。さらに害虫やダニなどの対策グッツは必ず日本から買ってきています。
特に気をつけなければいけないのが、「ダニ」と「蚊による寄生虫」です。
日本でも散歩をするときなど気をつける方もいると思いますが、ベトナムでは道端や公園の害虫駆除も徹底されていないのでベトナムでペットを飼う場合は、必ず必要なのがこちらです。
①「フロントライン」
フロントラインは、犬や猫に寄生するノミ・マダニの駆除薬です。毎月1回犬の首筋につけてあげる液体の薬です。部屋の中で買う場合も、散歩で芝生に行くと必ずダニがつくので、常に常備しているマストアイテムです。
【超小型犬用】5kg未満6本入
【小型犬用】5kg-10kg未満6本入
【中型犬用】10kg-20kg未満6本入
【大型犬用】20-40kg未満6本入
②「犬猫専用シャンプー」
私は初めて犬がダニだらけになってから、日本に帰国して購入以来ずっとこのシャンプーをベトナムに持ってきています。薄めて使用するのですが、低刺激なのに皮膚炎やダニなどの害虫駆除にも強く、ビックボトルを購入するほど愛用しています。トリートメント入らずで毛並みもサラツヤです。
【犬猫専用シャンプーノーマルサイズ】
【犬猫専用シャンプーお得ボトル】
③「青森ヒバの精油」
こちらも海外旅行に行く時も、精製水に薄めて滞在先の虫よけとしても使うぐらいいつも愛用しています。寝具や床掃除の時にも「ダニや毛虫など」皮膚炎の原因になる害虫を寄せ付けない効果があるので、私はいつもベトナムに持ち込んでいます。アロマオイルとしてももちろん癒されますが、寝具やソファーなど備え付けの家具がベトナムは多いので、引越しのたびに水で薄めて使用しています。ペットを飼う方はマストアイテムだと思います。
【青森ヒバの精油】ビックボトルお得用
ベトナムのペット病院事情
日本に比べるとまだまだペットの医療体制は発展していません。私が住んでいるダナンでも、昨年までは1番有名なペット病院で避妊施術の死亡率が25%と言われたり、しっかりと検査もせずに肺炎と診断されて薬の注射を打たれたり、本当に苦労しました。ローカルの病院を3件回って良くならなかったこともあります。しかし今年に入ってダナンにも世界的に有名な動物保護団体の獣医さんがクリニックを設立してくれて、私の犬も無事に避妊手術を任せることができました。今回は4都市で有名な動物病院をまとめてお伝えしたいと思います。
【ホーチミン】
ベトナムホーチミン市佐々木動物病院
住所:38-40-42 Nguyen Thi Thap St., Tan Hung Ward., Dist 7, HCMC(ロッテマート近く)
電話:08 2253 1179(日本語対応可能)
こちらは、私も電話でご相談させていただいたことがありますが、日本語も上手なベトナム人の方が受付してくださり、日本の獣医さんも常駐しているとあって安心できるペット病院です。
【ハノイ】
Asvelis Veterinary Hospital
Number 2, Lane 67 To Ngoc Van, Tay Ho, Hanoi
024 3718 2779
ここの病院は本当にお世話になりました。ハノイで初めてペットショップで子犬を迎えた後、家について数時間で嘔吐をするようになり翌日こちらの病院に行くとパルボウィルスだと診断されました。宿泊も無理を言ってお願いして寄り添わせてくれた上に、最後まで全力で治療に当たってくれました。テトの期間にも関わらず、1日中治療してくれて信頼できる病院でした。欧米人の獣医さんなので、英語がマストです。
【ダナン】
PAWS for Compassion
Facebook @pawsforcompassion
090 571 69 37
24a Mỹ Đa Đông 8, Bắc Mỹ An, Ngũ Hành Sơn, Đà Nẵng 550000
本当に心から信頼している獣医さんです。ここで避妊手術もお世話になりましたし、保護犬のシェパードの腎臓病も最後まで家族のように寄り添って治療してくれました。他のダナンの病院では点滴すらきちんとしてもらえていなかったのですが、この病院に出会えて今は本当に安心して暮らせています。動物保護団体でまだまだ少ない人数とボランティアの方で運営しているので、必ず電話予約してから行くようにしてください。欧米人の獣医さんで英語のみです。
【ホイアン】
こちらも地元で有名な獣医さんです。予防接種やダニ駆除などの簡単な治療の場合はこちらに行きますが、大きな手術はダナンのペット病院まで行くようにしています。ベトナム人獣医さんで英語のみです。
最後にもし、ペットが亡くなってしまったら...
本当に辛い別れですが、ハノイで出会った犬とダナンで捨てられていて保護した犬と4年間で2匹の犬とベトナムでお別れをしました。日本だとペット葬などがありますが、ベトナムではハノイなどの都市部でごくわずかにあるのみです。通常は、2択で「①自分で埋葬する」、「②ペット病院の方に代行していただく」のどちらかです。日中に行くと警察に注意されることもあるそうで、どちらの場合も夜中に行くことになります。私は2匹とも病院の方にお願いしましたが、きちんと写真とお花を供えてくれて、翌日手を合わせに行けるように場所も教えてくれました。上に記載したハノイとダナンの病院の方には、最後まで家族の気持ちを考えてくれた対応や言葉の全てに心から感謝しています。
